イタチの仲間

 

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 更新日:2018年5月18日

ラーテルは天敵無しの最強生物!弱点は一体どこだ?

ラーテルはイタチの仲間に属する動物です。
イタチ科の仲間には、結構凶暴な動物が多いですよね。

そんなイタチ科の中でもラーテルは、特に荒い性質を持っています。
イタチ界最強にして、アフリカ最強との呼び声も高いです。
ライオンやハイエナでも手出しできないほど凶暴だそうです。
自分より大きな動物に挑むことから「世界一怖いもの知らずの動物」としてギネスブックに認定されたほどです。

ライオンやハイエナよりも小さな体なのに、ラーテルが最強と言われる理由は何なのでしょうか?

世界最狂の動物「ラーテル」に迫ります。

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ラーテルってどんな動物?

ラーテルは食肉目・イタチ科・ラーテル属の動物で、ラーテル属にはこの種類しかいません。
食肉目は別名ネコ目とも言い、捕食者として食物連鎖の上位に位置するグループです。

ラーテルは体長60~80㎝、しっぽも含めると、最大で110㎝ほどの大きさです。
体重は7~14㎏ほどで、中型犬ほどの大きさです。
耳は飛び出しておらず、顔の側面に耳の穴が開いている感じです。

全体的に黒い体毛で覆われていますが、頭から背中、しっぽにかけての白い体毛が特徴的です。
見ようによってはこの白い毛が銀色にも見えるため、結構迫力があります。
ちなみにこの白い部分の皮膚は分厚くぶよぶよしていて、後述する「ラーテル最強の理由」の1つにもなっています。

四本の腕全てに鋭い爪を持っていて、この爪を使って穴を掘ったり木に登ったりします。
穴掘りの名人で、かなり素早く掘ることができます。
もちろん獲物を捕まえるときにもこの爪は役立ちます。

飼育下での寿命は24年だと言われていて、野性での寿命は20年ほどです。
同じ大きさの他の動物と比べても、結構長生きだと言えますね。

 

ラーテルの生息地はどこ?

ラーテルは東アジアからアフリカ大陸に生息していています。
砂漠地帯や湿地帯、森林地帯など幅広い環境に適応しているようです。
基本的に群れは作らず、単独かパートナーとペアで暮らしています。

生息範囲は広いですが数は多いというわけではなく、絶滅の心配もされています。

夜行性で、昼間は木や岩の隙間で休んでいます。まれに昼間でも活動するみたいです。

 

ラーテルの食べもの

ラーテルの1番の好物ははちみつです。哺乳類では珍しいはちみつ好きです。
そのため「ミツアナグマ」とも呼ばれています。

ハチの攻撃を頑丈な皮膚で防御しつつ、鋭い爪でハチの巣を破壊します。
普通は危険生物に含まれるハチをものともしないところは、さすが世界一怖いもの知らずの動物ですね。

ハチの巣を襲う動物は他にもいます。
ハチクマはウロコのように頑丈な羽で防御しつつ、スズメバチの巣を襲います。
ラーテルのようにハチミツを食べるわけではなく、ハチの幼虫やさなぎを食べるのですが、頑丈な体で防御するというところには共通点がありますね。

 

ラーテルは基本的には雑食性で、はちみつの他にも小型の哺乳類、爬虫類、果実などを食べます。
ものすごく大食漢で、行動範囲にあるものは手当たり次第に食べてしまいます。
行動範囲にライオンやハイエナなどの大型肉食動物が現れても挑んでいくみたいです。

 

ラーテルの相棒、ミツオシエとの共存関係

ラーテルははちみつが好物ですが、目線が低いため、ハチの巣を見つけるのが得意ではありません。

しかし面白いことに、ラーテルにハチの巣の場所を教えてくれる鳥がいるんです。
それがウロコミツオシエやノドグロミツオシエなどの「ミツオシエ科」の小鳥です。
「蜜教え」というそのまんまの名前ですね。

ミツオシエはハチの巣を見つけるとラーテルの回りで鳴き続けて知らせます。
そして、なんとハチの巣までラーテルを誘導するんです。

ラーテルはミツオシエの案内でハチの巣まで向かい、ハチの巣を破壊してハチミツを食べます。
そしてミツオシエはラーテルの食べ残しのハチミツをいただいちゃうんです。
おこぼれをちょうだいしているんですね。

ラーテルは目線が低いためハチの巣を見つけるのが苦手です。しかしハチの巣を破壊するのは大得意です。
ミツオシエは体が小さいためハチの巣を破壊するだけのパワーを持っていません。その代わりハチの巣を見つけるのが得意です。

ラーテルとミツオシエはお互いに苦手なことを補っているんです。
哺乳類と鳥類が共存関係にある珍しいケースですね。

 

ラーテルは皮膚が分厚く頑丈

ラーテル最大の武器はやはり皮膚の頑丈さでしょう。
全体的に頑丈なんですが、頭から背中にかけての皮膚が特に分厚く、ぶよぶよと伸縮性があります。

サバンナの捕食者であるヒョウやライオンなどの大型肉食動物でも、この皮膚を攻略するのは難しいです。
彼らの1番の武器である牙や爪がラーテルには効かないんです。
いくら噛みついてもひっかいても皮膚表面は傷つけることができても、致命的なダメージを与えることができません。

まるで装甲車です。
防御を最大の武器にしているんですね。
しかも鋭い爪と牙も持っています。
最強と言われる理由が分かってきましたよね。

しかもラーテルの名前が付いた兵器もあるみたいですよ。

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ライオンにも果敢に挑む恐れ知らずの凶暴性

「The most fearless animal(世界一怖いもの知らずの動物)」としてギネスブックに認定されているラーテルは、ライオンやヒョウ、ハイエナなどの大型肉食動物にもケンカを売ることがあります。
ラーテルの行動範囲に入ってしまったものはラーテルが攻撃する対象となってしまうのですが、彼らも例外ではありません。

おそらく、これほど大きな動物を食べようとは考えていないのでしょうが、縄張りに入ってきたのがむかつくんでしょうか。
全く恐れずに立ち向かっていきます。

繁殖時期に凶暴さが増すようですが、それ以外の時期でも充分凶暴です。
普通、動物は子供を守るため、自分の身を守るために攻撃的になるのが一般的ですが、ラーテルは何もなくても攻撃的な姿勢を常に持っています。

最強の防御を持っているだけに、いくらライオンでも無傷でラーテルを倒せるとは思えません。
戦うにはリスクが多すぎるため、ライオンでも諦めて立ち去っていく場合がほとんどだそうです。

近くを通っただけで攻撃されるなんて迷惑ですが、野性の世界は弱肉強食です。
やられる前にやる!ラーテルは先手必勝の心を常に持っているんですね。

イタチの仲間には凶暴な動物が多いです。
北欧やアラスカ、ロシアなどに生息している「クズリ」も、クマやオオカミよりも強いと言われているイタチ科の動物です。

 

コブラの毒に耐性がある

ラーテルははちみつを好物としていますが、基本的には何でも食べる雑食性です。
コブラもラーテルが好物としている動物です。

コブラはご存知の通り猛毒を持っています。
強力な神経毒で、噛まれてしまうと全身の筋肉が動かなくなってしまい、呼吸不全で死んでしまいます。

こんな生物、怖くて食べようと思わないのが普通ですが、ラーテルは違います。
なんて言ったって世界一怖いもの知らずの動物ですからね。コブラごときにビビるはずもありません。

それもそのはず、ラーテルはコブラの毒に耐性を持っているんです。
普通なら確実に死んでしまうようなコブラの毒をくらっても、しばらく動けなくなるだけで、数時間後には何事もなかったかのように復活します。

防御に関する能力が最強すぎますよね。
コブラの毒に耐性があるなんて、毒を1番の武器にしているコブラにとって最悪としか言いようがありません。

 

ラーテルの最後の手段はおなら!?

防御の能力に長けているラーテルには、最後の手段と呼べる防衛手段があります。
それが「おなら」です。

おならと言えばスカンクのイメージですが、食肉目の動物は肛門の回りに臭いを蓄える器官を持っているんです。
犬や猫に肛門線があるのを知っている人も多いのではないでしょうか。

スカンクはその臭いが強力で、おまけに吹き付ける能力にも長けています。

ラーテルもこの技を持っていて、外敵が迫ってくると、おしりから臭い液体を相手に吹きかけます。

嗅覚は肉食動物にとって、視覚よりも大切な感覚です。
臭い液体をかけられてしまうと、相手は戦意喪失してしまいます。

固くてぶよぶよの皮膚、臭い液体を吹き掛けるなど、これほどまでに防御されると襲う気も無くなりますね。
弱肉強食の世界にとって防御は、最大の武器になる場合があるんです。

 

ラーテルに弱点はあるのか!?

これほどまでに防御力が高いラーテルに、弱点ってあるのでしょうか?
実は背中が固いラーテルですが、お腹の皮膚は弱いそうです。

背が低い分「上からの攻撃を防ぐこと」これを第一に考えたのでしょう。
その結果、ボディーががら空きになってしまいました。

ひっくり返されて、お腹を攻撃されると簡単に倒されてしまうそうです。

また、ハチの巣を襲うラーテルですが、あまりにも大量のハチに襲われてしまうと毒や痛みでショック死してしまうそうです。
基本的には分厚い皮膚に守られていますので、滅多に起こることではないようですが、、、

 

ラーテルの天敵は誰?

これほどまでに防御力に優れているラーテルですので、天敵もほとんどいません。
基本的には食物連鎖の頂点に君臨しています。

ただし、ライオンやヒョウ、ハイエナなどに弱点を突かれて捕食されてしまうこともあるようです。
しかし肉は少ないうえに気性は荒く、防御力も高いため、襲うメリットがほとんどないと言えますよね。
ラーテルを襲うようなもの好きは、ほぼいないと考えていいと思います。

唯一天敵と言えるのは人間です。
ハンターによる猟や開発による生息地の減少は、さすがのラーテルでも防ぎようがありません。

 

ラーテルと人間の関係

ラーテルは気性が荒いため、度々人間の家畜を襲うことがあるようです。

また、ラーテルが人間を襲うことはあまりありませんが、エサを横取りしたり、危害を加えたりすると夜間などに襲ってくることがあるようです。

迷惑に思っている人間が、駆除をすることも多いようです。
さらに食用とする地域もあります。

開発による生息地の減少、駆除活動や捕獲によりラーテルの数は年々減っています。
絶滅を心配する声も上がってきています。

 

まとめ

ラーテルが最強だと言われている理由は、
・ライオンやヒョウでも歯が立たない分厚くぶよぶよした皮膚
・鋭い爪や牙
・何物にも恐れない凶暴性
・コブラの毒への耐性
・おならでの悪臭攻撃
などです。

ラーテルは最強の防御というサバンナ最強クラスの能力を身に付けたんです。

防御を極めたことで、これほどまでに自信たっぷりに生活することができるんですね。

ちなみにラーテルは愛知県名古屋市にある「東山動物園」で飼育されているようです。
興味がある方はぜひ見に行ってあげてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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