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 更新日:2018年8月6日

ジャガーは天敵なしの最強ネコ科動物!?狩りで使うのは力のみ!

アマゾンという危険生物だらけのジャングルで、食物連鎖の頂点に君臨している猛獣が「ジャガー」です。
ネコ科動物の中ではトラ、ライオンに次ぐ巨体を誇り、アゴの力は最強と言われています。

ジャガーはアマゾンという密林でどのような生活をしているのでしょうか?
どんな方法で狩りを行うのでしょうか?

今日は、アメリカ大陸最強の猛獣「ジャガー」についてお話します。

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ジャガーはどんな動物?

ジャガーは食肉目・ネコ科・ヒョウ属の哺乳類です。
ヒョウ属にはジャガーの他にヒョウ、トラ、ライオンが含まれます。
全て大型ネコ科動物ですね。

ちなみに、同じ属の動物は交配が可能だと言われています。
ライオンとトラのハイブリッド「ライガー」がその例ですね。
ジャガーとライオンのハイブリッドも存在していて「ジャグリオン」と呼ばれます。
ただし、これらのハイブリッドは全て、飼育下で繁殖したものです。
野生界でこれらの動物が出会うことはありません。

 

 

ジャガーの名前の由来は?

「ジャガー(Jaguar)」という名称は、南米のインディアンの言葉で「一突きで殺す者」という意味の「ヤガー(yaguara)」が由来とされています。

ジャガーはアゴの力が凄まじく、ワニですら噛み砕いてしまうほどです。
まさに「一撃必殺」ですね。

 

ジャガーの生息地はどこ?

ジャガーは北アメリカ大陸の南部から南米大陸を生息地としています。
メキシコからアルゼンチン北部までが生息地です。

基本的にはアマゾンの熱帯雨林で生活しています。川の近くや湿地帯、沼地など、水辺を好んで住処としています。
また、環境への適応力に優れていて、荒れ地や草原でも姿が観察されています。

標高の高い山地にはあまり進出しませんが、アンデス山脈では2500mほどまで生息していて、コスタリカでは3800mほどの高地でも観察されています。

 

ジャガーの特徴

ジャガーの体長は120~180㎝ほどです。
体重に関しては地域によって差があります。
メキシコ周辺の個体は平均体重が50㎏ほど、ブラジルからベネズエラの個体は100㎏を越えることもあります。
メスよりオスの方が10~20%ほど大型になるようです。
一般的に、開けた草原などに生息しているものは、深い森林地帯に生息しているものよりも体が大きく、体色も明るくなる傾向にあるようです。

ネコ科の動物の中ではトラ、ライオンに次ぐ大きさです。
アメリカ大陸のネコ科では最大ですね。

体は全体的にがっしりしていて、特に足が太いです。
頭部も大きく、アゴの力の強さが表れています。

しっぽが短く、体長の半分ほどの長さしかありません。
足の裏が大きいため、樹上生活に適していると考えられています。

体色は、黄色っぽい下地に、黒い斑紋が入ります。
胴体の側面や背中に入る斑紋は花柄模様で、中心にいくつかの点々があります。

この模様にはカムフラージュの役割があります。
派手に見えますが、茂みの中に入り込むと見えにくくなります。
天然の迷彩柄なんですね。

ちなみに、姿がよく似ているヒョウの花柄模様の中心には、点々が入りません。ジャガーとヒョウを見分ける1番の違いと言えます。

 

また、クロヒョウと同じように、突然変異で体の色が黒くなってしまった「クロジャガー」も存在しているようです。

 

ジャガーの生態

ジャガーは昼間にも活動することがありますが、基本的には夜行性です。
明け方や夕暮れに特に活発になります。

群れは作らず、単独で生活しています。
ただし、繁殖期にはペアや親子で行動することもあるようです。

繁殖期は決まっていませんが、獲物の多い12月~3月頃に出産することが多いようです。
通常、2~3頭の赤ちゃんを出産し、母親が育てます。
ただし、複数子どもを産んでも、1頭のみが生き残ることがほとんどです。

 

ジャガーのテリトリーはとても広く、最大で半径4.8kmの円形の縄張りを持っています。
行動範囲はオスの方が多く、1日に25~38㎞2もの面積を移動します。
オスはメスの2倍は移動していると言われています。

雨季よりも寒気の方が移動距離が長くなる傾向にあります。

ジャガーのオスは縄張り意識が高く、自分のテリトリーと他のオスのテリトリーの境界線の樹木に爪跡や糞尿でマーキングします。
できるだけオス同士が鉢合わせしないようにしているんです。

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ジャガーの食べ物は何?

ジャガーは肉食性です。
アマゾンの食物連鎖の頂点に君臨していて、基本的には何でも食べてしまうようです。

主に獲物としているのが、カピバラなどのげっ歯類、アリクイ、ナマケモノ、サルの仲間、鳥類や魚類です。オセロットなど同じネコ科の肉食動物を仕留めることも多いようです。

また、カイマンなどのワニやカメ、アルマジロを食べることもでき、固いウロコや甲羅でも強力なアゴで噛み砕いてしまいます。
まさに「ヤガー(一突きで殺す者)」ですね。

さらに、同じく南米最強と言われる大蛇「アナコンダ」すらも、ジャガーにとってはエサです。
圧倒的なパワーで、アナコンダの攻撃を寄せ付けません。

陸上、樹上、さらに水中と、ジャガーはアマゾン全ての環境をエサ場とすることができるんです。
種類で言えば「アマゾンに生息する87種類の動物がジャガーの獲物となっている」とのデータもあるくらい、、、

まさにアマゾン最強の捕食者ですね。

食べきれなかったものを茂みの中に隠し、次の日に食べに来ることもあります。
ネコ科に多く見られる行動ですね。

 

ジャガーの狩りはパワーファイト!

ジャガーは実は、走るのが苦手なんです。
地上でシカなどを追いかけても、結構逃げられてしまうみたいですよ。
そのため、地上での狩りは穴の中にいるアルマジロ、動きの遅いカピバラなどに限られます。

シャガーが狩りを行うのは、主に水辺です。
ジャガーが水辺を住処としているのはそのためです。
動きの遅いワニやカメ、巧みな泳ぎで水中の魚も仕留めます。

狩りには強力なアゴと破壊力抜群の前足を使います。

アゴの力はネコ科最強とも言われ、体格で上回るトラすらも寄せ付けません。
ワニやカメですら噛み砕きます。

ネコ科動物の多くが獲物の首に噛みついて窒息死させるのに対し、ジャガーは頭部を噛み砕いて獲物を殺します。
規格外の噛む力だからこそできる芸当です。

また、前足は太く、強力なネコパンチを繰り出せます。
穴堀りも得意としていて、地面に逃げ込んでも無駄なようです。

木登りも上手で、樹上にナマケモノやサルを見つけると、5mも一気に登りきります。
爪を立てることで、木を垂直に登ったり、複雑に入り組んだ樹上でも走るように移動したりできるんです。
最終的には強力なネコパンチで獲物を仕留めます。

ジャガーは速さを捨てた代わりに、けた外れのパワーを身に付けたんです。
このパワーが、アマゾン最強の捕食者と言われる理由なんですね。

 

ジャガーに天敵はいない!ピューマとジャガーはどっちが強い?

アマゾン最強と言われるジャガーですが、ジャガーを襲う動物はいないのでしょうか?

ジャガーはアメリカ大陸最大のネコ科動物です。
同じ地域にはジャガーよりも少しだけ小さい「ピューマ」がいます。しかし、ジャガーがジャングルに、ピューマが草原にというように、それぞれきちんと住み分けしていました。

しかし最近、ジャガーとピューマの生息地域が重なってきているようです。
人間の進出や開発で住みかを失った両者が、鉢合わせしていると考えられています。

体格的にはジャガーが上回っているため、ピューマが身を引くことが多いようです。

また、北アメリカ大陸にはグリズリーやクロクマが生息していますが、ジャガーの生息域とは重なっていません。

事実的にジャガーを襲う、天敵となる動物はいないようです。
強いて言うなら、ジャガー同士であれば、襲い合うことができそうですね。
アマゾン最強の捕食者はジャガーだと言えます。

 

ジャガーと環境問題

ジャガーは現在「準絶滅危惧種」に指定されています。
深刻的な生息数の減少は見られませんが、生息地の開発、毛皮目的の狩猟、駆除によって数を減らしていることは事実です。
ジャガーに家畜を襲われた現地住民は、仕返しとしてジャガーを殺してしまうことも多いようです。

ワシントン条約にも登録されているため、法的に保護の対象とされています。

さらに、生息地のブラジルでは、アブラヤシの農園が増えています。アブラヤシは天然エネルギー「バイオ燃料」の原料となる植物で、環境への負荷が低いことから近年注目されています。

アブラヤシの農園を歩くジャガーの親子

しかし、ジャガーなどアマゾンの生き物からすれば、これまで暮らしてきた環境が大幅に変わってしまうのはマイナスの面も多いはずです。
いくらバイオ燃料が環境に優しいとしても、それを作る段階で生き物を減らしてしまっていては、元も子もありません。

人間とジャガーの共存が、ジャガー生き残りの鍵を握っているとも言えますね。

 

まとめ

ジャガーは南米アマゾン最強のネコ科動物です。
体格はトラ、ライオンの次に大きくなります。

厳しい環境で生き残るために、早さを捨て、強さのみを追求していたんですね。
最強と言われるだけのことはあります。

開発の影響でジャガーは数を減らしています。
こんなかっこいい動物が見られなくなるのは寂しいですよね。
持ち前のタフさで生き残ってほしいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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