ハチドリの仲間

 

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 更新日:2018年7月27日

マメハチドリは卵や巣も世界最小!?飼育できるの?生態や特徴も!

ハチドリと言えば、ブーンブーンとハチみたいに花の蜜を飲む、小さな鳥ですよね。
世界でも最小と言われる鳥のグループです。
そんなハチドリの中で最小、つまり世界中の鳥の中で最も小さいのが「マメハチドリ」です。

マメハチドリの大きさはコインにとまれるほど!
まさに小指サイズのかわい~い鳥なんです。

ハチドリの仲間はアメリカ大陸にのみ生息していますが、マメハチドリはその中でもキューバにのみ生息しています。
世界中の鳥好きがマメハチドリを見にキューバに行くほど大人気なんです。
しかも人懐っこくて、花を持っていれば目の前まで飛んでくるとか!見たいですね~!

マメハチドリはどのような生態なんでしょうか?
また、なぜこれほどまでに小さくなったのでしょうか?

今日は世界最小でめちゃくちゃかわいい「マメハチドリ」にズームインしましょう!

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マメハチドリ

マメハチドリ
学名Mellisuga helenae
英名Bee Hummingbird
生息地キューバ
体長4~6㎝
体重2g

 

マメハチドリはアマツバメ目・ハチドリ科の仲間です。

ハチドリという名前の由来はハチのようにブンブン飛ぶからですね。
ちなみにハチドリの英名「Hummingbird」も「ブンブンいう鳥」という意味です。
マメハチドリは英名「Bee hummingbird」ですので「ハチみたいなハチドリ」ってことになりますね。

ハチドリの仲間は全て、花の蜜を飲むために進化した鳥です。
ミツバチのように花にとまって蜜を吸うには鳥の体重では重すぎたため、胸筋と心臓を発達させたんです。
その結果、彼らは花にとまらなくても蜜を吸えるような「ホバリング能力」を身につけました。

 

マメハチドリは世界最小


マメハチドリは全長4~6cm、体重は2gです。
1円玉2枚分の重さしかありません。
本当にハチくらいの大きさなんです。

ハチドリはただでさえ世界最小の鳥のグループです。
あの特殊な飛び方を可能にするためには、限りなく体重を軽くする必要があるんですね。

マメハチドリはそんなハチドリの中でも最軽量、まさしく世界最小の鳥なんです。

 

マメハチドリが小さくなった理由

ではなぜ、マメハチドリはここまで小さくなる必要があったのでしょうか?

実はマメハチドリは元々、他のハチドリと同じくらいの大きさがあったようです。
「キューバに生息している他のハチドリとの生存競争に敗れた結果、これほどまでに小さくなったのでは?」と考えられています。

というのも、マメハチドリをはじめとするハチドリの仲間は、基本的にひたすら飛び続けています。
歩く能力はほとんどなく、足は木の枝にとまる程度しか使いません。
そにため、常にかなりのカロリーを必要としているんです。

マメハチドリが生息しているキューバには蜜が蓄えられている花がたくさんありますが、ハチドリが毎日飲み続ければその量は足りなくなります。

マメハチドリは他のハチドリが飲まないような小さな花の蜜を飲むようになり、結果として体も小さく小さく進化していったんです。

 

マメハチドリの飛び方


ハチドリの仲間は、特殊な飛び方によってホバリングが可能になっています。
なんと平均で1秒間に50回ほど羽ばたくんです。

マメハチドリはその中でも最も多い、1秒間に80回という信じられないスピードで羽ばたいています。

通常の鳥が翼の表のみで飛翔能力を得ているのに対し、ハチドリは裏面も使っています。
これはハチと同じ飛び方です。

 

これを可能にしているのが強靭な胸筋と心臓です。
常に心臓を最大限に稼働させ、胸筋を使って羽ばたき続けているんです。

 

マメハチドリの食べ物


マメハチドリは花の蜜を主食にしています。
あの特殊な飛び方を維持するためにはものすごいエネルギーが必要です。
花の蜜は栄養価が高いため、ハチドリには最適の食料なんです。

くちばしは細長く、中にはさらに細長いベロが入っています。
しかもこのベロは空洞になっていて、蜜を吸い上げることができるんです。
面白いことに、ベロを花に差し込む時は空洞を閉め、一気に広げることで蜜を吸い上げているんです。
これはスポイトと同じ仕組みですね。
短時間で大量の蜜を吸うために身につけた能力です。

 

マメハチドリは体が小さいため、蜜を体内に留めておくことができません。
頻繁におしっことして排出しちゃうんです。
他のハチドリに比べても、常に蜜を飲み続けなければエネルギー不足になっちゃいます。

そのため、花の蜜をめぐって争いの毎日をおくっています。
生息地のキューバでも、マメハチドリ同士がくちばしで突っつき合っているのが頻繁に見られます。
小さいもの同士のケンカなので見てる方はかわいいんですけど、本人達は生きるために必死です。

「体が小さい分、食事の量も少なくていいんじゃないの?」と思うかもしれませんが、そうじゃないんですね。
小さいものには小さいなりの悩みがあるようです。

また、花の蜜以外にも、昆虫やクモなんかも食べます。
もちろん大きさに合った虫しか食べられませんが、、、
キューバには蚊が多く生息しています。
人間にとっては鬱陶しいこういった小さい虫も、マメハチドリには大切な栄養源なんです。

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マメハチドリは卵も最小

5月下旬、キューバは雨期に入ります。
この時期花々は数を増やします。

マメハチドリはこの雨期に繁殖期を迎えます。恋の季節ですね。
オスは顔の回りの飾り羽を目一杯広げてメスにアピールします。
小さい小さいマメハチドリの恋のダンスは本当にかわいいです。

子育てはメスが担当します。
巣はクモの巣や植物のワタを使って作られます。
そのサイズなんと3cm!見つけるのも大変なほど小さいんです。
卵はそれよりも小さい1cmほど、コーヒー豆と同じ大きさです。
もはや作り物にしか見えません。

卵がかえってもお母さんは気が抜けません。
小さいがゆえにちょっとでも強い風が吹けば、巣やヒナが飛ばされてしまう恐れがあります。
さらに、普通の鳥なら相手にしないようなアリですらヒナを食べてしまう天敵なんです。

小さすぎるマメハチドリの子育てには、危険がいっぱいなんです!

ちなみにマメハチドリの寿命は3~5年と言われています。
これは他のハチドリと同じくらいです。

 

マメハチドリは日本にもいるの?

マメハチドリは残念ながら日本には存在していません。
ハチドリの仲間は中南米を中心に生息しています。
体も小さく、長距離を飛ぶことはできないため、日本に渡ってくることもないんです。

ただ、日本でもハチドリに似た生き物を見ることができます。
それがスズメガの仲間です。蛾です。
体長は3cmほど。マメハチドリよりもさらに小柄ですね。

日本にはオオスカシバというスズメガが生息しています。
「日本でハチドリを見た!」っていう人は、だいたいこのオオスカシバと間違っています。

スズメガの仲間はハチドリみたいにホバリングしながら花の蜜を吸います。
ストローみたいに長い口で蜜を吸う姿はまさにハチドリ!
本当に見間違ってしまうほどです。

他の蛾と違って中々清潔感もあるし、見ようによってはかわいいですよね。
虫だという概念を捨てきれない人には無理です。もちろん幼虫はイモムシです、、、

 

マメハチドリは販売している?値段は?

ワシントン条約に記載されているマメハチドリは販売することができません。
そのため値段も分かりません。

 

マメハチドリはペットとして飼育できない!


残念ながらマメハチドリをペットとして飼育することはできません。

ハチドリの仲間は全て、ワシントン条約で保護されています。
取引には国同士の政府が関係してきます。

実際に見たい人はキューバまで行きましょう。
キューバはマメハチドリ以外にもたくさんのハチドリが暮らしている「鳥王国」です。
そのため、世界中から鳥ファンが集っています。

 

 

まとめ

マメハチドリは世界最小の鳥です。
キューバのみに生息している固有種で、世界中からファンが集まっています。

キューバという鳥の楽園で生き残るため、体を小さくしていったんです。
小さな体ですがたくましいですね。

小さいマメハチドリには小さいなりの悩みがありました。
エサとなる花の蜜は常に飲み続けなければいけませんし、子育てには風やアリすらも驚異になります。

小さい体でたくましくいきるマメハチドリには感動させられました。
いつか本物を見てみたいですね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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